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大阪市大推薦入試出願拒否問題 大阪で報告学習会 正当な地位獲得のための運動を

 大阪朝鮮高級学校3年の女子生徒が大阪市立大学医学部看護学科の推薦入試出願を拒否された問題に関する報告学習会が7日、アピオ大阪(大阪府、森ノ宮)で行われた。

 学習会ではまず、NHKで放送された報道のVTRが上映された。つづいて、玄鉄男民族教育対策委員会事務局長が経過報告し、オモニ連絡会の柳暎恵氏、留学同大阪・朴重信副委員長(大阪市大朝鮮文化研究会の代理)が現況を報告した。

 学習会では生徒の保護者も発言。11月17日に同大学ホームページに掲載された「学長見解」について、「大阪市大の問題として抗議しているのに、『看護学科の推薦入試制度』での検討と限定している」と指摘し、事務的な大学に対し真しな対応を求めたいと語った。

 参加者からは「当然、認められるべき問題だ。これからも正当な地位獲得のための運動を展開していく」などの意見も挙がった。

 大阪朝鮮学園民族教育対策委員会の夫永旭委員長は「日がたつほど腹立たしく、われわれへの差別はいまだ解消されていない。朝・日の人士が情報を共有、交換して共にたたかおう」と呼びかけた。

[朝鮮新報 2005.12.13]