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神奈川初中高、人権協会代表ら 日本歯科大に朝高生の入学資格認定を要請

 神奈川朝鮮初中高級学校の禹載星校長と在日本朝鮮人人権協会副会長の洪正秀弁護士ら代表が6日、日本歯科大学(東京都千代田区)を訪れ、同大学の受験を希望している神奈川初中高の高3男子生徒をはじめ、朝鮮学校生徒らの入学資格を認めるよう要請した。

 神奈川初中高が9月、同大学に受験に関して問い合わせたところ、大学側は「認めていない」と回答。神奈川初中高と人権協会が、朝鮮学校など外国人学校の大学受験資格問題について説明し、受験資格を認めるよう働きかけたところ、11月12日に行われた大学の入学者選抜委員会では承認され、個別審査を行う方針を人権協会に伝えてきた。しかし、その後の教授会で「個別審査の判断基準がない」「これまでも認めていない」などの意見がでて承認されないでいた。

 席上、禹載星校長が朝鮮学校の歴史と生徒、父母らの思いを伝え、男子生徒の代理人が「個別審査の手続きがないのは大学側の落ち度」と指摘し、生徒が受験に備えられるよう早急に認定書を交付するよう求めた。

 応対した同大学事務局長は、「早急に個別審査委員会を設け、教授会で理解を得られるようにする」とした。

[朝鮮新報 2005.12.10]