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京都・ウトロ明け渡し公示で会見 総連、民団支部も共同声明

住民ら「最後までたたかう」

 京都地裁側がウトロ地区(宇治市伊勢田町51番地)内の空き家1軒に対し明け渡しの公示を行った問題で、町内会と支援団体、総連と民団の代表らは13日、総連京都・南山城支部会館内で強制執行に反対する緊急記者会見を行った。

 会見では、町内会側から経緯の報告があり声明文が発表された。声明文は「京都地裁により公示された強制執行に対して憤りとともに恐怖と不安を感じている。自らの体を呈してでも最後まで強制執行に反対し、たたかう」としている。

 また、「地上げ反対! ウトロを守る会」が会見に先立って、強制執行の中止などを求める嘆願書を京都地方裁判所所長あてに提出したことが報告された。さらに、総連南山城支部と民団南京都支部が共同声明文を発表し、話し合いによる円満な解決のために日本政府と府、市行政が具体的措置を講じるよう訴えた。

 執行日とされる27日は、早朝から住民と支援者たちが「徹底抗戦」する構えだ。それに先立ち25日には抗議集会が行われる。

[朝鮮新報 2005.9.15]