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総連中央で建国57周年祝賀宴 6者会談でよい結実期待

 朝鮮民主主義人民共和国創建57周年を慶祝する宴会が8日、東京都千代田区の朝鮮会館(総連中央)で行われた。

建国57周年祝賀宴の模様(8日、朝鮮会館)

 総連中央の徐萬述議長と許宗萬責任副議長をはじめとする総連の活動家、同胞商工人らが参加した。

 また、日本の政財界、言論界、社会界、文化界の著名な人士ら、中国、ロシア、キューバ、インドネシア、ドイツ、スウェーデン、スイス、カナダ、ベネズエラなど40余カ国の駐日大使をはじめとする公館員、国際機構の代表、特派員ら450余人が参加した。

 宴会では徐萬述議長が演説した。

王毅駐日中国大使と握手する徐萬述議長

 議長は演説で、金正日総書記が建国の父である金日成主席の遺訓にしたがい、朝鮮を尊厳ある自主的な強盛大国に発展させ、民族統一と国際関係においても新たな局面を切り開いていると強調し、総書記の指導のもとに朝鮮の人々が朝鮮労働党創建60周年を勝利者の大祝典として輝かせるためにこぞって立ち上がっていると述べた。

 また、全朝鮮半島の非核化は金日成主席の遺訓であり、米国の核の脅威が除去され朝米関係が正常化されれば核兵器を放棄するというのが、朝鮮の一貫した立場だと述べた。

 さらに、平和的核活動については、主権国家の合法的権利に属する問題であり、誰も思い通りに否定したり禁止できる取引材料にはなりえないと指摘した。

 そのうえで、米国が朝鮮半島非核化のための朝鮮の公明正大な立場を受け入れることで、再開される6者会談でよい結実がもたらされることを願うと強調。日本当局が朝・日平壌宣言の基本精神に立ち返って、過去の清算と国交正常化に誠実に臨むよう求めた。

 さらに、北と南、海外の、わが民族同士統一を実現するための努力と、朝・日友好親善を促進するための総連の諸般の活動に、引き続き惜しみない支援を送ってくれるよう望むと述べた。

[朝鮮新報 2005.9.10]