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生野初級で初の市民健診 交流深めるきっかけに

 在日同胞らを主な対象とした市民健診が12日、生野朝鮮初級学校で行われ、地域の同胞と日本人、計87人が受けた。

 この健診は大阪市が実施しているもので、生野区の総聯支部が区との交渉によって、この度全国で初めて朝鮮学校で行われた。

 内容は身体計測、血圧測定、尿検査、結核検査、骨量検査など。

 参加者のなかには、このような健診があることすら知らなかったという人もいた。また初めて健診を受けるという人や、これまで自分とは関係のないことだと思っていたという人も。

 関係者らは、「総聯が市や区の活動に参加し、交流を深めるきっかけになればいい。行政とかけあってできることはやっていかなければ」と語った。地域福祉に参加することで、日本市民に朝鮮学校や総聯支部の存在意義をアピールできればとのこと。

 健診は8月24日(午後2時〜3時半)にも行われ、生野区の総聯、民団支部では同胞たちに広く参加を呼びかけている。

[朝鮮新報 2005.6.18]