「総連結成50周年在日同胞大祝典」 「5.25壮士」シルム大会 |
「民族性を感じる」
「イギョラ(勝て)!」「アッパ、チャルヘ(お父さん、がんばって)!」 東京朝鮮中高級学校のテニスコートに特設されたシルム(相撲)場では、各地から集まったシルムの名人たちによる「5.25壮士」シルム大会が行われた。観客はたくましい壮士たちに大きな声援を送り、民族性あふれる競技を楽しんだ。 今回、初級部部門に東京第4初中級学校から唯一の女子チームが参加した。チームの一員、呉玲実さん(6年)は「準決勝まで上がれたのでとても満足しています」と誇らしげに語った。 中級部団体部門では東京朝鮮中高級学校中級部が優勝した。同校の選手たちはシルム大会が中級部生活の良い思い出になったとしながら、チーム全員の力で優勝できたことに大きな意義があると強調した。 ゙泰玉選手(千葉初中中級部3年生)は、緊張したとしながらも、「他の学校との交流を深められた」と感想を述べた。 高級部個人戦で優勝した金希徹選手(東京朝高高級部2年生)は「相手が強かったが同級生たちの応援が力になり優勝につながった」と喜びいっぱい。 28人の壮士たちが参加した、一般の個人戦でも熱戦が繰り広げられた。 惜しくも2回戦負けの金正修氏(50、東京)は、今大会参加者のうち最年長選手。「まだまだ若いのには負けられない。機会があればまた出たい」。 シルムを観覧していた同胞らは「民族性を感じる」と異口同音で語り、学校、支部などで民俗ノリ(遊び)である朝鮮シルムをぜひ普及してくれるよう願う声が多かった。
特別賞−朴贊一(日本外国語専門学校生、27) (李東浩記者) [朝鮮新報 2005.6.2] |