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〈同胞結婚相談所〉 チョンシル・ホンシルネットワークについて(下)

 前回(4月11日付)に続き、同胞結婚相談所(チョンシル・ホンシルネットワーク)の仕組みについてQ&A方式で紹介する。答えてくれるのは前回と同様、同胞結婚相談中央センターの李洋成副所長。

 Q3 娘の結婚が決まりました。式場を選ぶ際のポイントを教えてください。結婚相談所が提携しているホテル、式場に同胞プランがあるそうですが、利用の仕方を教えてください。(女性、52、埼玉在住)

 A 結婚が決まれば、式のスタイルから日取り、予算に至るまで、具体的な準備が始まります。

 中でも式場選びは結婚式を成功させる最も大切なカギとなります。

 結婚式が人生の一大イベントの一つであることは、同胞社会でも同じ。盛大な人前式を催す風潮となっている同胞の結婚式では、参加者300〜500人が恒例。

 しかし、近年では式の形が多様化しているのも事実。人前ではなく式と披露宴を別々に行うケースも。たとえば、式はチャペルまたは別室で親族だけで行い、その後披露宴を行うといった形です。披露宴も、親族と新郎新婦の親しい友人100人ほどの規模で行うことも少なくないようです。

 式場選びも、大宴会場のあるホテルだけでなく、レストランウェディングや新郎新婦らの希望に沿った会場を選択するなど多様化してきています。

 経済的負担も、できるだけ軽減したいものです。

 チョンシル・ホンシルネットワークでは151カ所のホテルや式場と提携し、「遜色のない内容で最大限のサービス」をモットーに、同胞専用の特別プランや、個別の希望に応じたウェディングプランをサービス価格にて提供し、すでに数千組が利用し好評を博しています。

 結婚が決まったら、まずは最寄りの同胞結婚相談所にご一報を。あなたのプランにあった式場を提案させていただきます。

 また、ホームページ(http://www.kyoron21.net)上で最新情報も提供しています。同胞プランのある式場情報も満載。ぜひお役立てください。

 同胞専用の特別プラン、特別サービスは「チョンシル・ホンシルネットワーク」の同胞結婚相談所を通じた利用のみ適用されます。

 Q4 今度結婚することになりました。今から結婚式までどんな準備をすればいいでしょうか。(男性、35、岡山在住)

 A 予定を立てるには別表を参考にしてください。ブライダルコーディネーターからのアドバイスとしては、まず、日取りを決めます。結婚式の日取りは、結婚する本人たちや家族、親せき、参列者など、すべての人にとって支障のなさそうな日を選びます。土曜の午後か日曜または祝祭日がよいようです。日取りはできるだけ早めに決めましょう。

 次に、挙式のスタイルを決めます。挙式には神式、仏式、キリスト教式などがありますが、在日同胞社会では本人中心の人前結婚式を行う場合がほとんどです。

 3番目は式場選び。同胞の挙式の場合、参列者は200〜500人と大人数になることが多いので、会場の広さ、同胞の挙式・披露宴の経験有無、大体の予算を決めて選ぶことになります。同胞結婚相談所では、各地の式場と同胞向けのパックプランを組んでいますので、これを利用し、見積もりを立ててもらいましょう。

 最後は費用の分担を決めます。両家分担については、一般的に双方が公平に負担する傾向にあります。

 基本的な考え方としては、花嫁の衣装代とそれにかかる美容・着付け代は花婿側、花婿側の貸衣装や着付け代などは花嫁側がそれぞれ支払います。

 招待状など共通にかかるものは両家で折半し、披露宴の料理や引き出物などは人数分の頭割りで負担します。

 ただし、これはあくまでも一例。両家の考え方や事情によって、支払い方法も変わってきます。

チェックしよう! 結婚までのスケジュール
6〜4カ月前 ・式場の決定と予約
・仲人の決定と依頼
・婚約、ポンチェ(結納)
※最近では略式にて結婚式、ポンチェを同時に行うことがある
・挙式のプランニング
※挙式の日取り、形式、予算などを検討
・新婚旅行のプランニング
・新居探しと準備
※場所や費用についてじっくりと相談する
・家具調度品のリストアップ
3カ月前 ・式服の決定
※オーダーの場合は早めに依頼すること。
貸衣装もこの時期に予約するのが無難
・メイクの依頼、ブーケ、ビートニア等の発注
・招待客のリストアップ
※式の規模に応じて両家で相談して決める。招待者リストを作れば発送先が重なったり招待漏れが出る心配もない
・結婚式、披露宴の協力者への依頼
※司会、テバン、演奏、歌手などの依頼、打ち合わせ
・写真撮影、ビデオ撮影の依頼、打ち合わせ
・全身美容、肌の手入れを始める
・職場への報告
※上司に結婚の報告をし、休暇願いや退職願いを出す
・新婚旅行の申し込み
※期間、場所を決定。海外の場合は手続きが多いのでお早めに
・新居の決定
2カ月前 ・招待状の発送
※招待者リストで確認を取りながら招待漏れがないように注意。また、式の2〜3週間前までに返事をもらえるように発想する
・式場との打ち合わせ
※式や披露宴の進行内容について打ち合わせ
・主礼、テバンの依頼、打ち合わせ
・会計、受付など、当日スタッフの依頼
・キムチ、餅の発注
※出席者の人数に合わせて見積、発注
・家具調度品の購入
※新居のスペースを考えて大きなものから購入する
1カ月前 ・式場との打ち合わせ
※料理、演出など細部にわたって打ち合わせる
・スピーチの依頼
・出席者数確認と席を決定
・新生活用品の購入
・身の回りの整理、荷物の発送
※引っ越しに必要な荷物をまとめ、新居に荷物を運ぶ
20〜10日前 ・式服とお色直しの衣装の試着
・宣誓文作成
※自分で作成するのがベストだが、依頼する場合も
・出席者の最終確認
※招待状の返事が届かない人には電話で連絡し、出席者数の最終確認をする
・新居の最終チェック
※新生活に必要なものがそろっているかをチェックする
・新婚旅行の荷物のチェック
・休暇届の提出
1週間前 ・式場との最終打ち合わせ
※出席者名簿、席次を式場へ提出
・主礼、司会者、世話係との最終打ち合わせ
・新居での水道、ガス、電話の手配
・旅行代理店に最終確認
※切符、ビザなどの確認をする
3日前 ・当日の衣装のチェック
※式後の着替えも用意する
・各係、予約の最終確認
・お世話になった方への祝儀袋の用意
・家族とのお別れパーティー
・新居の整理、整頓
※挙式後すぐ生活できるように保存可能な食品なども購入
前日 ・式服、お色直しの衣装、小物類の最終チェック
・当日の持ち物チェック
・髪、顔、手足の手入れ
※髪、顔の手入れ、マッサージを念入りにしておこう
・結婚指輪、宣誓文の確認
・旅行用品の最終チェック
・睡眠を充分とる
・再入国許可証、パスポートの再確認
当日 ・早めに起床、朝食をとる
・控え室で食べる物を準備
※おにぎりやサンドイッチなど手軽に口にできるものを用意
・両親と家族へのあいさつ
挙式
新婚旅行後
・親行(嫁入り) ・婚姻届、外国人登録などの手続き
・お世話になった方へのあいさつ
・結婚通知の発送

[朝鮮新報 2005.5.14]