総連西東京・町田「トトリ」 高齢者の集まり定例化 |
総連西東京・町田支部が4月26日にはじめて「高齢同胞の日」を開催した。これまで「同胞敬老の日」などに際して年に1回程度しか開かなかった同胞高齢者の集まりを定例化したものだ。 会の名称は、「トトリ(どんぐり)」。同支部で行われている児童教室と同じ名前だ。子どもから大人まで、誰でも集まり楽しめる場に支部がなるようにとの願いが込められている。 同支部管下には高齢同胞が多数住んでいるだけでなく、一人暮らしや老夫婦だけで暮らすケースも多い。5年後、10年後にはこのような同胞がさらに増えることを考え、ハラボジ、ハルモニたちが集まり楽しむ場が必要だとして同会を設けることに。総連支部を幅広い同胞たちが集う場にしたいという思いもあった。
一方でそのためには、総合的な拠点としての施設が必要だと考え、支部事務所で同会を開くことにした。 同会では健康管理にも携わりたいと、初日のこの日参加者全員で体操をした。体操は体が今以上に動かなくなることを防ぐように考えられたもので、やわらかいボールを手に持って握ったり開いたり、腕や足を曲げたり伸ばしたりを繰り返す、負担の少ない動きだ。その後、女性同盟西東京コーラスサークル「コール・ハナ」の公演が行われた。また、一緒に食事をしたあとは各自歌を歌ったり、おしゃべりを楽しんで時間を過ごした。 「トトリ」は月に2回行われる予定で、当日は総連支部で送迎を、女性同盟支部で食事を担当する。 李洪一支部委員長は、「同胞高齢者がリラックスして楽しめる場所にしたい。楽しければきっと次も来てくれると思う」と語った。(安愛麗記者) [朝鮮新報 2005.5.10] |