千葉地域商工会主催「ウリマダン」発足 70歳以上の同胞集う場 |
ハワイアンエクササイズなど体験
千葉地域商工会が主催する70歳以上の地域同胞が集う場「ウリマダン」が20日に発足し、発足式が千葉商工会館コリアビジネスセンターで行われた。 式には総聯千葉県本部の宋岩佑委員長、「ウリマダン」に参加するハラボジ、ハルモニたちや関係者など48人が集まった。 式であいさつした同商工会の金禹顕会長は「『ウリマダン』の主役はここに集まったハラボジ、ハルモニたちと、その家族」だと語った。また責任者である尹峰雪さんが、「みんながいろんな意見を出し合い、本当の『ウリマダン』を作っていこう」と呼びかけた。
発足会のあと、NPO法人日本健康運動指導士会千葉県支部監事の三石敬文さんの指導で、ハワイアンエクササイズを体験した。あまり歩くことができない人でも負担をかけずに運動でき、これによって筋力がアップし、健康維持や転倒防止にもつながるというハワイアンエクササイズ。はじめは動きの硬かったハラボジ、ハルモニたちも、徐々に笑顔に。最後には「家でもやってみたい」「次回も三石さんに来てほしい」などと話していた。 参加者は食事を楽しんだあと、それぞれカラオケや囲碁などで時間を過ごした。 「ウリマダン」を主催する千葉地域商工会。同胞からのさまざまな税務相談を受け付ける過程で個々人の家庭の話が話題にのぼることもあった。「ハラボジ、ハルモニたちが集まる場を」との声も少なくなかった。同商工会では税務だけではなく、同胞の生活全般にわたって悩みを解決することこそ本来求められていることだという思いから、「ウリマダン」を発足するに至った。
築3年のコリアビジネスセンターの建物はまだ新しくきれいだ。1階のホールは段差も少ない。 同商工会では、センターを「ウリマダン」の会場として開放するとともに、ハラボジ、ハルモニが少しでも楽しく過ごせるようにと、通信カラオケも購入した。また、送迎には総聯、女性同盟、朝青、ハナ信用組合の職員があたり、女性同盟が食事を準備するなど、地域の同胞たちが「ウリマダン」を支えるシステムだ。 関係者は「この会を定例化すれば、ハラボジ、ハルモニたちが自然と集まってくれると思う」と語る。 「ウリマダン」は月1回を基本に年10回、コリアビジネスセンターで行われる予定で、6月には旅行も予定している。(安愛麗記者) [朝鮮新報 2005.4.26] |