同胞結婚相談所の結婚プラン 151カ所のホテル、式場と提携 |
各地40カ所に事業展開する同胞結婚相談所は、北海道から九州までの151カ所のホテル・式場と提携し同胞結婚相談所を通じた同胞プラン、同胞用特典及びサービスを設けている。今回はこのうち、椿山荘(東京都文京区)と品川プリンスホテル(東京都港区)のプランを紹介する。(文聖姫記者) 椿山荘−開放感あふれる庭園で 要望に応えさまざまにアレンジ
「庭を使いゆったりと開放感あふれるすばらしい会場でした」。昨年椿山荘で式を挙げた李、朴夫妻はこう話す。 椿山荘といえば、まず浮かぶのが広大な庭園。この庭園にあこがれ式場に選ぶ人も少なくない。 李、朴さんカップルが式を挙げた会場「ギャラクシー」は、大きな円形のシャンデリアのもと、ゆったりと弧を描いて広がっており、その先には大理石のホワイエ、緑あふれる芝生のガーデンが続いている。
式当日は春の日差しが心地よく、料理や飲み物を手にガーデンで談笑する出席者も目立っていたという。 ただ、収容人員が約150人と限られる。そのため、招待客の多い同胞たちには4、5階に大広間も用意されている。もちろん庭園の利用もできる。写真撮影をした後、会場に向かうのもOK。時間が許せば庭園でゆっくり過ごしてもらうのも方法だ。 料理は同胞ウェディングプラン用のメニューが決められているが、要望に応じてアレンジは可能。例えば、赤飯を炊き込みご飯にしたり、オードブルを中華風にするなど。同胞結婚式には欠かせない餅とキムチの持ち込みも大丈夫。当日は招待客の20人増までを想定した受け入れ態勢をとっている。
同胞の場合、基本的には「人前式」だが、最近では若い新郎新婦の望みでチャペルを利用する人もいる。椿山荘には2つの異なるタイプのチャペルがある。テーブルウェアの選び方などでこだわりを発揮するカップルもいるそうだ。 前述の李、朴さんカップルは、「新郎新婦、親族の要望に応え、いろいろな形の結婚式ができる夢のある結婚式場です。弟、妹の時もぜひ椿山荘でと思っています」と感想を述べていた。 「私たちが心を込めて皆様の結婚式のお手伝いをさせていただいております。ぜひよろしくお願いします」。サロン・ド・マリアージュの児島直樹マネージャーはこう話す。同ブライダルコーディネーターの三村円香さんも、「緑に囲まれた椿山荘でお二人のオリジナル結婚式のお手伝いをさせていただきます」と語っている。
品川プリンス−特別料理に「大満足」 バリエーション豊富なホール
品川プリンスの一番の売りは同胞プランのために作られた特別料理。中華のコースだが、最初の「お祝い伊勢海老の飾り前菜盛合わせ」から、その豪華さに圧倒される。 「利用された方にはたいへんご満足いただいております」と中沢紀雄・ブライダル課長は語る。実際、昨年秋にここで式を挙げた金、宋夫妻は、「同胞特別ウェディングプランの料理は大好評でした。伊勢海老の前菜からフカヒレ&テールのスープと、出てくる料理すべてがみなさんに喜ばれました」と感激していた。 こちらも餅とキムチの持込みができる。
もう一つの売り物は、エグゼクティブタワー5階をめいっぱい使ったメインバンケットホール。広さ2046m2、着席で最大1300人まで利用可能な宴会場だ。広さだけでなく、人数や利用目的に合わせて、広さやスタイルの応用が自在。9つのスペースを組み合わせた多彩なバリエーションが可能だ。例えば、親族紹介、披露宴、その後のシネン(嫁入り)の儀式など、時と場合に応じてスペースを自由にアレンジできる。 5階ワンフロアを借り切ることで、独立感を得られるのも特徴。「広いスペースと独立したワンフロアで招待客にもたいへん好評でした」(金、宋夫妻)。
さらに、挙式当日の新郎、新婦の宿泊無料、ハワイ・アラスカへハネムーンに行く場合、プリンスホテルの3泊(室料)無料招待、その他の海外、国内のプリンスホテルの2泊無料招待などの特典がある。 東海道新幹線の停車駅品川の駅前に建つ品川プリンスホテルは、地方から来る招待客のためにも絶好の立地条件だ。 そのうえ、映画やボウリング、テニス、ゴルフなどを楽しめる施設も整っており、宿泊する招待客もあきさせない。来月8日にはイルカやアシカのパフォーマンスなどが楽しめる水族館を中心としたエンターテインメント施設のエプソン品川アクアスタジアムが誕生する。 ブライダル課の秋山一視主任は「エンターテイメントなホテルとして一日を通して楽しんでいただけます。結婚式としてご利用の後も、水族館や映画館などにも足を運んでいただき、末永くご利用していただきたい」とアピールする。
[朝鮮新報 2005.3.26] |