私は子どもの影響もあり近年サッカーをよく見るようになりました。息子はヨーロッパにまで行きサッカー観戦をするほどのサッカー狂です。

　私は今回の朝鮮民主主義人民共和国戦に大いに期待していました。それを察知したのか夫が埼玉スタジアムのチケットをプレゼントしてくれました。

　折しも映画「パッチギ！」を観た後でもあり優秀な在日選手にもぜひスタジアムで応援をしたいと思っていました。私は金沢で看護士として働いています。最終学歴は愛知朝高です。その後看護学校に行き去年やっとケアマネージャーの試験に合格しました。

　金沢から私と夫と夫の兄弟のあわせて４人で埼玉を目指しました。

　試合前から朝鮮の熱狂的な応援で熱くなり、試合では引き分けかと思って確信していたところのあのロスタイムの日本の得点でした。

　日本で引き分けと言う事は朝鮮の勝利と言う事です。ホームグラウンドで勝ってこその日本ですからー。

　帰りは気をつけないと危ない目に遭うかもと思っていたのにー。

　残念でたまりませんが夫たちは「いい試合やった」と満足していました。

　応援席には草�g剛も「一緒に応援します」とウリマルで私たちに声をかけていました。

　６月のアウェイ戦に期待したいと思います。（石川県、ユン・ボクスン）

［朝鮮新報 2005.3.2］