「民族性分科」初めて導入

　第１８回中央教育研究大会が２９、３０の両日、東京朝鮮中高級学校（東京都北区）で行われる。日本各地（１２カ所）の学区教育研究大会で発表された教育研究論文６５２編中、約２５０編（全２０分科）が発表される予定。

　今大会の初級部国語分科では、教授案研究会や授業参観などを活発に行ってきた東京、大阪の教員たちが２００３年の教科書改編以後の研究活動内容、語彙集作成などについて解説する。算数分科では、教科書編さんの趣旨に沿った学習指導方法に対する３編の論文発表、討論が行われる。小人数学級、障害児算数教育についての４編の論文が発表される。また、「１９段九九」「腕時計を利用した指導」など「楽しい算数授業」が紹介される。

　今回初めて導入される民族性分科では、「課外教育で行った民俗遊びの内容と方法」など８編の論文を発表。学校や同胞社会の場を利用して生徒たちに民族性を養うための内容、方法、形式などを研究する（写真は昨年の教研の模様）。

　△日程：２９日（土）−開会式１１：００〜１２：００、分科別研究討論会１３：１０〜１８：００、３０日（日）−分科別研究討論会９：００〜１１：５０、閉会式１２：３０〜１３：３０

［朝鮮新報 2005.1.22］