top_rogo.gif (16396 bytes)

「ウリノレ唱愛会」の面々

 私は今「ウリノレ唱愛会」と言う音楽集団の代表を務めている。ただ単に一番上のオンニ≠フ席であるだけだが。会の前身はアンサンブルセボム、85〜95年まで大阪の在日文化に多少寄与した音楽グループだ。

 10年を一区切りに分離、女声グループとして発足して早8年になる。南北歌曲の研究と演奏を目的として、独自の道を地道に歩んでいる会だ。ある時は演奏会収益金を学校に寄付し、ある時は日韓演奏会で歌い、ある時はハンガリー演奏家と競演したり、民族学校講師やママさんコーラス指導と多種多様に地道に活動している。

 現在歌い手8人、ピアニスト3人、中に日本の若いソプラノ2人を含んでる。とくに会員の中で韓伽耶、姜錦玉、崔貴英、金京華は十数年の付き合いになる。彼女たちはみな、朝高卒業後、音大に進んだ優れた後輩たちだ。幸いにもみな、大阪府下に嫁ぎ、伴侶たちも芸術を愛し、大変協力的なサナイたちだった。その理解ある姿に私は新しい在日男性像を観て、うれしいのである。

 彼女たちは主婦業、子育てまっ最中。月1回の練習日を四苦八苦しながらこなす。ウリノレを美しい声で情感豊かに歌いたいと切に願いながらがんばっている! 私は彼女たちに縁=イニョンを感じている。2世の私と3世の彼女たちは民族教育でつながり、ウリノレで結ばれている。共に力を合わせ多角的に在日音楽をするんだよと、一世の先輩方の励ましが私たちを合わせてくれたように感じるのである。

 今日も趙博美の伴奏で歌う彼女たちの歌声が私の胸に熱く響いてくる。会員募集中♪(金桂仙、音楽家)

[朝鮮新報 2004.9.6]