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新年の「目標!」

 わが家は4人家族である。総聯の専従職員であるアッパとお茶目な長男の竜聖、わが家のアイドル萩響、そしてマイペースな私、オンマ。

 朝から晩までとてもにぎやかな家庭である。笑い声と怒鳴り声が絶えない。そんなわが家のムードメーカは竜聖である。最近その竜聖が朝起きた時と寝る前に必ず言うセリフがある。

 「リョンソン、オンマだ〜いすき!」

 その言葉には少し裏がある。2月1日は竜聖の4歳の誕生日。アッパとオンマは9月生まれ、萩響は10月生まれ。少し離れて竜聖が2月。息子は自分の誕生日を妹の誕生日が終わったときから指折り数えて待っているのである。

 なぜなら待ちに待った誕生日に、イチゴのいっぱいのった大きいケーキとおもちゃを買って欲しいから。

 誰が教えたわけでもないのに自分の願いを叶えてもらうためオンマをおだてている息子。

 いや誰も教えてないはずがない! オンマが自分の欲しいものをねだる時、頼みごとがある時アッパをおだてているのだから。鋭い。子どもは親のすることをしっかり見ている。

 そういえば先日デパートに買い物に行った時の事。いつものように子どもたちの洋服をあれこれ見ていた私。そしてその後ろをちょろちょろついてくる竜聖と萩響。気に入った洋服を手に子どもたちに合わせてみようと振り向くと1歳3カ月の萩響が洋服に付いている値札を見ている。そうまさしく私の行動を真似ているのだ。

 子は親の鏡。まさに「子どもの振り見てわが振り直せ」−これが私の新年の目標である。(李仙香、主婦)

[朝鮮新報 2004.2.2]