被害女性らを金儲けに利用−元「慰安婦」への冒涜 |
先日、南朝鮮で起こった「従軍慰安婦」ヌード写真騒動。女性タレントの李丞涓さん(35)が、戦時中の日本軍「従軍慰安婦」をテーマにパラオなどでヌード写真を撮影し公開を明らかにしたことで、被害女性、支援団体らが強く非難、社会問題となった。 映像には、旭日旗をバックに立つ姿や日本軍の軍服の上に横たわる様子などが含まれた。企画に対し被害女性側は「被害者を商業的に利用し冒涜するもの」として強く抗議。これに対し芸能企画会社側は、「『慰安婦』問題に新たな光を当てたかった」「元『慰安婦』への慰安になると考えた」などと釈明したが、市民らの猛烈な抗議により計画中止を発表。幹部ら10人が頭を丸刈りにしておわびの意思を強調した。 日本軍性奴隷制被害女性たちの共同生活所「ナヌムの家」を題材に優れたドキュメンタリー映画を撮影したことで知られる邊永★(女偏に主)監督は「これで金儲けを考えたこと自体、驚くべきことであり恐ろしくもあった。ヌードに輪かんと強かんのモチーフが入った最悪のケース」と強い怒りを表明した。製作会社らはパラオに次ぐ第2弾として、芸者をテーマに日本での撮影も準備していたという。これが世に出回りヒットしたなら、それは目を覆いたくなるような最悪のシナリオではないだろうか。有名女性タレントを使ったヌードと戦時中の「従軍慰安婦」を合わせることによって話題性、刺激性を狙い金儲けを図った製作会社の罪は大きい。それは戦時中、金儲けのために朝鮮女性らを騙し、日本軍に突き出した者たちと何ら変わらない姿である。(潤) [朝鮮新報 2004.3.2] |