|
インターネットのホームページ「エルファネット」で2週に1回アップされている「朝鮮新報教えてこの記事、あの出来事」。今年最後の特集は、お約束の年間総括と来年の展望。そこでは、今年をひと言で「未来に向けた助走」と振り返った ▼5月に 総連20全大会が開かれ、今後3年間に力を入れる課題が明らかにされた。その後、総連本部委員長会議、支部委員長会議などを経て10月からは「20全大会決定貫徹のための8カ月運動」が繰り広げられている。期間は 総連結成50周年となる来年5月末まで。現在、繰り広げられている8カ月運動。単に結成50周年を迎えるためのものではない。全体大会決定を貫徹するうえで、1年間がたいへん重要だという政策的判断が背景にある。そういった意味で、まさに「未来に向けた助走」期間だったといえる ▼では来年のキーワードは? ずばり「飛躍」。50周年を跳躍台にして、新たな同胞社会形成に向けジャンプしようというわけだ。とはいえ、情勢を考える時、「そんな楽観的でいいのか」とお叱りを受ける部分もあろう ▼だが、歴史は着実に歩を進めている。朝の来ない夜はない。必ず今の努力が実る日がやってくる。そういった希望的観測も含めて、「飛躍」という言葉が選ばれたのだろう。すでに地域ではそういう芽が出始めている ▼来年は酉年。鳥のように羽ばたく姿を想像して、明るい未来をめざし本紙ももうひと踏ん張りしていこうと思う。読者のみなさん、1年間ありがとうございました。来年がみなさまにとって幸多からんことを。(聖) [朝鮮新報 2004.12.25] |