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春・夏・秋・冬

 朝・米核問題の論議が中断している中、11月30日にニューヨークで開催された全米外交政策会議の場で朝鮮と米、南朝鮮の外交関係者が接触、注目された。接触をしたのは、韓成烈朝鮮国連代表部次席大使とデトラニ米朝鮮半島和平協議担当大使、魏成洛駐米南朝鮮大使館政務公使である

▼この会議、本紙でも紹介したように、9月末までの開催で合意した第4回6者会談を控えた8月、「北の核」問題をテーマにセミナーを開き、招かれた李根朝鮮外務省副局長が講演。「凍結対補償」、そして米国の対北敵視政策の放棄がこの問題解決に向けての絶対に譲れない朝鮮の立場であると、鮮明にした場でもあった

▼セミナーには、デトラニ大使をはじめリース国務省政策企画局長、ジョンス国家安全保障会議補佐官、そして韓昇州駐米南朝鮮大使らが参加し李副局長の講演に耳を傾けた。リース局長は先週から、6者会談年内開催の可能性を探るために日本、南朝鮮を訪れている

▼一方、3者の接触に先駆けて11月24〜26日、中国の寧賦魁朝鮮半島核問題担当大使が平壌を訪問。6者会談代表の金桂冠外務次官、李根副局長らと協議している。また、戴筆頭外務次官が1日から訪米、次期国務長官に内定しているライス大統領補佐官やラムズフェルド国防長官らと会談した。付け加えるなら、11月9〜15日の朝・日実務接触でも金次官と藪中局長(6者会談団長)との会談が行なわれている

▼自主権を守り抜くために一貫した立場を取り続ける朝鮮、瀬戸際外交などとはまったく縁がない。(彦)

[朝鮮新報 2004.12.5]