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春・夏・秋・冬

 朝鮮大学校政治経済学部法律学科から初めて司法書士試験合格者が生まれたことは前号で紹介した。法科大学院にも2人が合格したが、これは昨年の2人に続くものだ。この調子でいくと、今後もさらなる合格者が期待できる

▼法律学科が創設されて今年で6年が過ぎた。朝大から弁護士、司法書士など法律のエキスパートを輩出するのが目的だったが、所期の目的が着々と現実のものになっている感がある。今回、司法書士に合格した皇甫泰信さんは同学科の1期生。朝大卒業後約1年で合格した。「法律学科出身という個性を生かせたら」と抱負を語る

▼同胞たちの悩みや相談事をよく知るのはやはり同胞。だからこそ、朝大から法律の専門家が輩出されることの意義は少なくない。法科大学院に合格した2人も、「法的知識を武器に、同胞らが抱える問題に取り組んでみたい」「同胞の暮らしや学校問題などに携わっていきたい」と語っている。頼もしい限りだ

▼総聯は先の20回全体大会で、民族教育と民族性の固守・発展、同胞生活奉仕という2大中心柱について改めて強調した。今、繰り広げられている8カ月運動の課題も基本はこの2つだ。思えば、同胞のために存在する総聯が同胞に奉仕するのは当然のこと。そういう意味で、それを支える専門家が今後も多数出てくれば、それはそのまま同胞たちの大きな力になる

▼さらに、来年度から朝大卒業生にも司法試験1次試験が免除されることも付け加えたい。「国家資格」取得の門戸も、ますます開かれている。時代の流れを感じる。(聖)

[朝鮮新報 2004.11.22]