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今月中の開催で合意している4回目の6者会談。具体的な日取りは今に至ってもまだ決まっておらず、時間的に見ると「開催は困難」との見方が大勢を占めている ▼米国のCNNテレビは、南朝鮮当局が大騒ぎをし日本にも伝播した9日の「両江道での爆発騒動」、そして突如明るみに出た南朝鮮での秘密核実験問題を14日夜の番組で取り上げ、出演した専門家たちは興味深い分析をしていたという ▼まず、ニューヨークタイムズが12日に報じた「核実験」説についてある専門家は次のように指摘している。「核実験実施の兆候は2つのことで判断できる。1つはトラックや装備の移動など準備のための動き、2つ目は大気実験の場合装置を設置するための塔が必要になるので、それが組み立てられているかどうかだ」。さらに、「米国当局はそうしたすべての動きを衛星で監視しているので、事前に察知することができる」。9日の時点で米国は「爆発」の正体をつかんでいたことになる ▼また同テレビの記者は、ブッシュ政権が「この4年間、朝鮮核問題について効果的な政策は何一つ取ってこなかった」と指摘。朝米核問題の本質について、「朝鮮の核武装はむろん問題だが、それ以上に東北アジア地域にドミノ式に核拡散していくことが最悪のシナリオ」だと強調 ▼極めつけは次の指摘。「日本は原子力発電から取り出した核燃料棒からすでに数dのプルトニウムを取り出して持っている。だからだいたい30日あれば核兵器1個を作ることができる」。この事実について、米国当局はどのように説明するのだろうか。(彦) [朝鮮新報 2004.9.25] |