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春・夏・秋・冬

 日本ハムの新庄選手が甲子園に出場している母校の後輩野球部員のためマイクロバスを差し入れした。500万円相当と推定され、同選手の月給額に近いと言う。「年棒8000万円ならね」などと小市民の筆者などはブツブツつぶやきたくなってしまうのだが、ともあれ、赤の他人のためにそんなにできるものではない

▼資金不足で練習環境に恵まれないオリンピック女子ホッケーチームをサポートするという番組企画もあった。大物女性歌手が自腹を切って栄養ドリンクなどの備品を購入したり、選手たちの出場するDVDを販売したり…。テレビの威力はすごいもので、ホッケーなどとは縁もゆかりもなさそうな人たちが並んでDVDを購入してしまう

▼そこには「たいへんな中で、夢を追いかけてがんばっている選手たちを応援したい」という思いがある。確かにこのチーム、合宿するのも、備品をそろえるのも、何かと難しい環境の中でたいへんな苦労をしている。それでも、彼女たちを駆り立てるのは、オリンピックに出場できる喜びと、「ホッケーが好き」という一念だ。人々はその気持ちに共感するのだろう

▼さて、東大阪朝中サッカー部が「全国大会」に出場する。昨今、同胞社会を取り巻く状況が厳しいだけに喜びもひとしお

▼そんな喜びを与えてくれた選手たちが、少しでもいい環境で試合に臨めるよう、各地の同胞たちの支援が欠かせない。(聖)

※激励金受付はミレ信用組合生野支店 (普)1140332 口座名「サッカー全国大会出場激励金」

[朝鮮新報 2004.8.12]