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春・夏・秋・冬

 最近、早朝ウォーキングの途中、川辺で赤とんぼの集団に遭遇することがある。まだ十数匹程度の小規模だが、季節の変わり目に入ったことを実感する。そういえば立秋も過ぎた。朝夕の風からも、一瞬ではあるものの一条の冷たさが感じられるようになった

▼ウォーキングの楽しみの1つは四季折々、庭先に植えられたり、土手などに自生する草花、果樹を観察できることである。今なら、どこでも見られるヒマワリ、朝顔、鳳仙花。しかし何といっても白、ピンクの無窮花が目につく。四季花の絶えないバラもある

▼果樹でいえば無花果が熟れはじめ、石榴も色づき始めた。柿はまだ青いが、窪柿の中にはほんのりし始めたものもある。葡萄や花梨はまだ固い。ここまでなら、だいたいの人が知っているものだが、林檎、キウイ、ブルーベリー、もう時季は過ぎたがサクランボもあった。いろんな人がいろんな物を愛でているのだと感心する

▼その他のものでよく目にするのは定番のトマト、キュウリ、ナスビの野菜類。コチュも多い。最近ではブームのニガウリもある。庭先に棚をこしらえて這わせている。かつてはヘチマをよく目にしたが、それに取って代わった感がある。同胞たちの間で圧倒的に多いのはサンチュ、コチュである。先日、無農薬栽培のサンチュをもらったが、スーパーなどで売っているものとは別次元、本来の匂いとその味に驚いた

▼「健康」があふれる今の社会だが、別に高い金を出さなくともちょっとした時間に汗を流し、ストレスをも解消することができる。(彦)

[朝鮮新報 2004.8.10]