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今日7月14日はフランス革命勃発の日。「ベルサイユのバラ」世代の筆者は、フランス革命に一種のあこがれがある。革命とは何だろう。「広辞苑」には3つの意味が記されている。@は天命があらたまること。前の王統が覆って、他の王統が代って統治者となること。Aは辛酉の歳の称。「陰陽道で、この年に変乱が多いといい日本では改元してそれを避けるのが例であった」とある ▼そして、Bがフランス革命などと使われ、従来認識されている。「従来の被支配階級が支配階級から国家権力を奪い、社会組織を急激に変革すること」と記されている。ここから派生して「ある状態が急激に発展、変動すること」という意味も。産業革命などがこれにあたる。英語では「revolution」 ▼さて、もう少し辞書を引いてみよう。革命から想像して改革の意味について。「広辞苑」には@改め変えることA目的が国家の基礎に動揺を及ぼさず、方法もいわゆる暴力的でない変革−の2つが記されている。英語では「reformation」 ▼朝鮮では一昨年から「経済管理改善」措置が断行されている。西側マスコミでは「改革」と解釈しているが、厳密には朝鮮では「改革」という言葉は使われていない。それでも、その意味をあらためて知ると、実際、朝鮮で行われているのは「改革だろう」と個人的には思う ▼英語では改革をリフォームと言うことからもそう感じた次第。さまざまな要因が複合的に重なって落ち込んだ経済状況。その再構築の意味が込められているだろうからだ。 (聖) [朝鮮新報 2004.7.13] |