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「ヨン様〜」。黄色い声の主は日本人女性たち。駅の売店に並ぶ女性週刊誌の表紙を飾るのは、南の男優、ペ・ヨンジュンだ。大ブレイク中のドラマ「冬のソナタ」の主人公である。ドラマのロケ地を巡るツアーも人気だとか。おかげでハングルを学ぶ女性たちが増えたという。そういえば、書店の語学テキストコーナーでも、英語や中国語と並んで「韓国語」が幅を利かせている ▼とにもかくにも、ハングルを学ぼうという人が増えているのはうれしい。言葉を知ることは、その国の文化や歴史を知ることにもつながるからだ。一昔前は「キーセン観光」、その後はグルメにショッピング目当てだったのが、すっかり様変わりした感じである ▼南のドラマや映画と違って、北の映画やドラマが紹介されることは少ないが、実はなかなか味のある作品が多い。お国柄を反映して、「苦難の行軍」時代の話や経済建設における教訓などの固い話が多いが、中にはいたずら盛りの小学2年生たちの日常を扱ったものもある ▼そのドラマが現在、エルファネットで流れている。題名もずばり「2年生たち」。昨年、平壌に滞在していた際には毎回欠かさず見ていた。やんちゃな盛りの子どもたちがいたずらを繰り広げる様子からは、どの国も同じだということを感じさせてくれる。中には「未来のヨン様」とおぼしきイケメンも。ドラマを見ながら楽しくウリマルを学ぶこともできる ▼ウリマルと言えば、あの「ぽくしるおんまの子育てルンルン」の連載が(*)今日から始まります。日常会話の習得にぜひお役立てください。(聖) *インターネット版での掲載はいたしません。 [朝鮮新報 2004.5.8] |