邂逅の喜びを 今はただ楽しもう 別れの悲しみを 愁うのはよそう 誰が知ろう 君が 雨になり降り注ぐ日は 僕が 雲をおこすときだということを
(キム・ソン 1772〜1833)
同じ「雲雨の情」を詠っていても、作者によってはこんなに違う。別れが前提の恋、刹那的な恋である。何の約束も、誓いもない。ただ、今だけを楽しもう! と言われた相手の女性は、どんな心持ちだっただろうか?(朴c愛、朝鮮大学校文学歴史学部非常勤講師)
[朝鮮新報 2004.12.14]