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恋の病

 静かに散る枯葉に
 秋は深く
 独り閉ざした戸に
 夜は深い
 恋の病に
 もしつける薬があるなら
 ひとは
 どんな宝も惜しみはしない

 (パク・チュッソ 1817〜1851)

 枯葉や、夜の深さに恋情を託すのは、なにもヨーロッパの詩人たちだけではない。

 朴竹西は朴宗彦(パク・チョンオン)の娘、古今の経書や詩にも精通し、当時の権力者であった徐箕輔(ソ・ギボ 1785〜1870)の側室に。10歳のときにしたためた漢詩が伝わる才女であったが、病弱のため一生を病のうちに過ごす。「竹西詩集」に約百八十編の詩が伝わる。(朴c愛、朝鮮大学校非常勤講師)

[朝鮮新報 2004.10.20]