富も栄誉も しばし忘れて 山に川に 心を遊ばせましょう 小さな家に あなたと眠り 秋の風 明るい月と ともに年を重ねましょう (チョウ・ウン 16世紀前後?)
全州の妓生。当時の権力者南袞(ナム・ゴン 1471〜1527)を思慕し、したためた詩だと伝わる。南袞は生涯政争に明け暮れ、上昇志向が強かったと言われる。
富も名誉もいらない、あなたがともにいてくれるだけでいい、愛がすべてと詠う。色々と考えさせられる詩である。原詩は漢詩。(朴c愛、朝鮮大学校非常勤講師)
[朝鮮新報 2004.9.7]