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佳人

 東の窓に向かい
 戯れに
 君を抱きすくめる
 笑いながら
 恥ずかしそうにうつむく君
 そっと聞いてみる
 「会いたかった?」
 金の簪に手をやる
 小さくうなずく君

 若い恋人達の、幸福なひととき。ふたりでいれば他に何もいらない、そんな人生の輝きのときであろう。どんな説明や解説も、蛇足というもの。「佳人」とは、美しい人という意味。原詩は朝鮮王朝時代の漢詩である。(朴c愛、朝鮮大学校非常勤講師) 

[朝鮮新報 2004.6.16]