忘れられず想いが募るなら そのまま一生お過ごしなさい いつかは忘れられる日もくるでしょう
忘れられず想いが募るなら そのまま歳月をお送りなさい 忘れられずとも時には忘れるでしょう
しかしまた こうなのです 「恋しくてきれいに忘れられないのに どうして想いを断てるでしょう」
「開闢」 (1923.5)に収録
金素月(キム・ソウォル、1902―1934) 原詩の美しい響きとリズムをなんとかそのまま伝えたいと思うのだが、日本語訳ではなかなか表現しきれず毎回悩まされている。(選訳・康明淑)
[朝鮮新報 2004.2.18]