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祐天寺シンポ、法務省 朝鮮代表団3人の入国拒否

 11、12の両日に行われる「祐天寺に残された遺骨から今、戦争と平和を考えるシンポジウム」説明会が7日に行われた。法務省は、同シンポに参加する朝鮮代表団5人のうち遺族2人だけの入国を許可し、ほかの3人については入国を拒否した。説明会では、東京朝鮮人強制連行真相調査団(同シンポ主催)の代表、関係者、真相調査団中央本部朝鮮人側の洪祥進事務局長が今回の措置の経緯、不当性などについて述べた。

 日本当局が入国を拒否した団長、通訳、シンポジウム報告者の3人は、朝鮮対外文化連絡協会関係者で、過去清算問題で数回日本に入国している。祐天寺に遺骨が安置されている遺族は高齢のうえ、日本語がわからず飛行機にも乗ったことがないという。遺族だけでの入国は事実上不可能で、実質的に日本入国の道が閉ざされたことと変わりない。関係者たちは、「何十年待ち続けた遺族たちの心を踏みにじるような今回の行為は、意図的な嫌がらせとしか考えられない」とし、最後まで抗議すると強調した。同シンポでは、抗議集会なども行われる予定。

[朝鮮新報 2004.12.9]