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長野・松代大本営60周年追悼行事 全面保全へ運動展開

 松代大本営(長野県長野市)工事着工60周年追悼行事が11月11日、松代大本営象山地下壕入り口追悼碑前で行われた。追悼行事には李光相総連長野県本部委員長をはじめ県下同胞、朝鮮大学校学生、長野朝鮮初中級学校生徒、児童、日朝長野県民会議・清水勇会長、社会民主党長野県連合・山口わか子代表など106人が参加した。参加者は、強制連行により過酷な労働を強いられ、犠牲となった多数の同胞1世たちに、追悼の意を込め黙とうを捧げ(写真)、一人ひとり献花した。

 県下同胞を代表し追悼の辞を述べた李委員長は、松代大本営の過去の記録が今なお明らかにされていない事実に触れ、この歴史が二度と繰り返されないように松代大本営の全面保全と公開のための運動を繰り広げていくと語った。

 また清水会長は、日本による植民地支配以降における朝鮮人に対する加害の歴史を再確認し「日朝平壌宣言の誠実な履行を通じて過去を清算する謝罪と償いを果たし」たいとし、日朝国交正常化と朝鮮半島の平和的統一のために尽力していくと追悼の言葉を述べた。

 午後からは同市内にあるサンホール松代に場所を移し、朝鮮人強制連行真相調査団・洪祥進事務局長による講演も行われ、82人が参加した。

[朝鮮新報 2004.12.1]