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日朝長野県民会議訪朝団 龍川に支援金、高官との意見交換も

 「朝鮮の自主的平和統一を支持する長野県民会議」の(日朝長野県民会議)訪朝団(団長=飯田敬次代表委員)が10月6〜13日、8日間の日程で訪朝した。

 4月に起きた龍川駅爆発事故への支援金贈呈と日朝関係をめぐる意見交換が目的。

 11回目となる今年は、社会民主党長野県連合の山口わか子代表(顧問)、日朝松本市民会議の野本光志副会長(副団長)ら8人が参加し、総聯長野県本部の李光相委員長が随行した。

 一行は滞在期間中、チュチェ思想塔、万景台学生少年宮殿、妙香山、協同農場、板門店、高麗博物館、凱旋門などを参観、訪問した。

 シンリ幼稚園、長野朝鮮初中級学校と姉妹校の平壌5.13中学校では子どもたちの歌や踊りの歓迎を受け、交流を楽しんだ。

 支援金伝達式は普通江ホテルで行われた。朝鮮対外文化連絡協会や、宋日昊・外務省副局長など対日交渉を担当する政府高官との懇談では、日朝関係を進めるにあたっての率直な意見が交わされた。

 農村や教育現場を回り、人々の暮らしの一端にも触れた同訪朝団。参加者たちは、「日本の報道とは違い、街全体が活気に満ち、みな穏やかだった」「日朝運動を続けていこうという確信を持てた」などと話した。

 飯田団長は、「(総合)市場など経済改革の現場の視察を通じて、朝鮮の経済が着実に発展していると感じた」としながら、「現実を見ながら意見交換ができて良かったと思っている。これからも日朝友好・親善、民族教育を守る取り組みなどに力を注いでいきたい」と語った。

 李光相委員長は、「より良い日朝関係を築くため、これからもたくさんの日本の人が訪朝するよう、手助けしていきたい」と述べた。

[朝鮮新報 2004.11.10]