埼玉日朝友好フェスティバル、日本市民ら有志が主催−オフィス街で歌と踊りなど披露 |
第12回埼玉日朝友好フェスティバルが10月21、22の両日、さいたま市鐘塚公園(埼玉県)で行われた。会場には女性同盟埼玉が準備した朝鮮料理の売店や朝鮮学校を紹介するコーナーが並び、埼玉朝鮮初中級学校生徒、北関東朝鮮歌舞団、埼玉合唱団(地元日本市民らの合唱団)メンバーらが歌や踊りを披露した。 オフィス街のど真ん中で響き渡る朝鮮の歌に、行き交う多くの日本市民らが立ち止まり観覧した。また、埼玉県の平和運動センター、日朝友好連帯埼玉県民会議の代表らがあいさつに駆けつけた。 日本人有志らが主催した同フェスティバルは、「朝鮮文化に触れることで、朝鮮を身近に感じてもらおう」との目的で1991年から行われている。すでに地元の恒例行事となった今回は、総聯埼玉が準備を手伝い、埼玉県、さいたま市、各教育委員会ほか、多くのメディアが後援した。 会場周辺の会社に勤めているというある日本人男性は「普通に生活していたら知ることもない。こういう機会がもっと増えれば、お互い理解し合えるはず」と感想を述べた。 日朝友好連帯埼玉県民会議の嶋田和彦事務局長(フェスティバル実行委員)は「これをきっかけに、多くの日本人が朝鮮学校の文化祭などを訪れて、朝鮮を知ってくれれば」と語った。(泰) [朝鮮新報 2004.10.30] |