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〈関東大震災朝鮮人虐殺から81年−関東各地で追悼行事〉 千葉・船橋馬込霊園で追悼式、犠牲者の魂、統一祖国に

 関東大震災81周年「朝鮮人同胞犠牲者追悼式」が船橋市営馬込霊園で行われた。

 総連千葉・西部支部では1974年から毎年9月1日に同霊園で追悼式を行ってきた。今年は同胞、日本人、千葉朝鮮初中級学校の生徒ら150余人が参加した。船橋市、市川市、習志野市の各市長からは生花と弔電が、八千代市長と鎌ヶ谷市長からは弔電が送られた。

追悼の辞を述べる康春和委員長

 まず参加者らで黙とうが行われた。総連千葉県西部支部の康春和委員長が追悼の辞を述べ、当時日本軍部警察は流言蜚語を全国に流したのが現在の船橋市行田公園にあった海軍東京無線電信船橋送信所だと指摘した。そして、船橋市、鎌ヶ谷市、八千代市をはじめ、千葉県で351人の同胞たちが日本軍部と警察、自警団によって無残に虐殺されたと話し、81年が経った今も日本政府はその真相を明らかにせず、謝罪と補償をしていないことに怒りを抑えることができないとし、6.15共同宣言の精神で必ず祖国統一を実現させ、同胞犠牲者の魂を統一祖国に捧げたいと述べた。

 次に強制連行の真相を調査する千葉県調査団の菅谷貢事務局長が弔辞を行った。

 最後に総連各機関の代表らが霊前に献花し、焼香が行われた。【千葉、西部分局】

[朝鮮新報 2004.9.4]