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京都で浮島丸事件犠牲者追悼、同胞、日本人らが参加

 浮島丸爆破事件犠牲者追悼会が8月24日、京都府舞鶴市にある「浮島丸殉難者追悼の碑」前で行われ、在日同胞、朝鮮学校の生徒、日本市民、関係者ら約200人が参加し、犠牲者の冥福を祈った。

 集会では、主催者、総聯、民団の各代表が追悼の辞を述べた。総聯京都・三丹支部の金徳春委員長は、日本政府が何ら謝罪や補償をしていないことについて指摘した。また、集会では京都、滋賀県下の朝鮮学校生徒と日本学校の生徒らが、追悼歌「はまなすの花咲きそめて」を合唱した。参加者たちは事件現場の舞鶴湾に向けて献花した。

 一方、25日には清水寺(京都市)の森清範貫主による読経が行われ、女性同盟京都府本部と日朝友好促進京都婦人会議のメンバーら約40人が参加し、犠牲者を追悼した。

 参加者たちは、京都朝鮮人強制連行真相調査団の柳球采常任顧問から建碑の由来について説明を受け、朝・日の友好親善を深め、連帯を強化していくことを誓った。

 【浮島丸爆破事件】朝鮮解放直後の1945年8月24日、旧日本海軍の輸送船「浮島丸」が舞鶴沖で爆沈し、日本に強制連行されていた多数の朝鮮人が犠牲になった事件。日本政府はこれまで何ら補償もしていない。碑は舞鶴市民ら日本人有志と同胞らによって78年に建てられた。

[朝鮮新報 2004.8.31]