栃木足尾朝鮮人強制連行犠牲者追悼式、追悼碑の建立実現へ |
足尾朝鮮人強制連行犠牲者追悼式(主催=日・朝友好栃木県民の会、総聯栃木県本部)が8月7日、足尾町小滝の専念寺説教所跡で行われ、同胞、日本市民ら約60人が参加した。 1部の追悼式では、日・朝友好栃木県民の会の金田貞雄副会長(日・朝友好宇都宮市民の会会長)の開会発言に続き、大出勝久会長があいさつした。 大出会長はその中で、「朝鮮を巡る情勢が変化する中、日朝友好運動を活性化させ、犠牲者の追悼碑建立を実現させよう」と語った。 続いて、総聯栃木県本部の崔朝雄委員長が連帯のあいさつを述べ、同胞をはじめとする各階層の人たちが追悼式に尽力してくれたことに謝意を表し、「来年の祖国解放60周年を機に、新しい世代が1、2世たちの思いを受け継ぎ、追悼碑建立、過去清算、国交正常化のため、朝・日友好運動を発展させていこう」と呼びかけた。 続いて、今年度追悼事業の日程が発表された。 2部では、専念寺を回向した後、蓮慶寺で足尾の朝鮮人犠牲者73人のうち、唯一遺骨が確認されている故朴聖守氏をしのんで焼香した。 3部では交流会が催され、焼肉を楽しみながら、自己紹介、各地域での活動やスポーツ交流などの打ち合わせをしたり、思い出話に花を咲かせるなど、和気あいあいと過ごした。 参加者たちは、みんなが協力し、朝・日運動を盛り上げていこうと誓い合った。【栃木支局】 [朝鮮新報 2004.8.31] |