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第16回朝鮮人戦争犠牲者追悼会、日本の過去の罪、認識を

第16回朝鮮人戦争犠牲者追悼会に参加した総聯、民団関係者、日本人ら

 第16回朝鮮人戦争犠牲者追悼会が24日、祐天寺(東京・目黒)で行われ、総聯、民団関係者、日本人ら約40人が参加し、日本で無念の死を遂げた犠牲者の冥福を祈った。

 祐天寺には、浮島丸爆破事件をはじめ、旧日本軍の軍人軍属として犠牲になった朝鮮人らの遺骨、1136体が安置されている。その多くは創氏改名による日本名のままだ。

 追悼会では東京朝鮮人強制連行真相調査団の李一満事務局長ら4人が発言。李事務局長は「祖国解放から60年となる来年は、北南から生存者と遺族らを迎え、盛大に追悼行事を行おう」と呼びかけた。また、目黒区の青木英二区長から送られたメッセージも紹介された。

 つづいて参加者たちは納骨堂で、遺骨が納められた経緯と返還問題について、世話人の小林喜平さん(東京都立大学理学部化学教室・主事)から説明を受けた。小林さんは「遺骨の身元調査を急ぎ、正確な名簿を公開したい」と語った。

 追悼会には毎年、超党派の議員らが参加している。今回、参加した目黒区議会の戸沢二郎議員は「小泉首相らがこういった行事に参加せず、靖国神社を参拝していることはおかしい。日本が過去に罪を犯したという事実を多くの人に知らせることが重要だ」と述べた。

[朝鮮新報 2004.8.26]