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長崎原爆投下から59年、朝鮮人犠牲者を追悼

 長崎原爆投下から59年が経った9日、「長崎在日朝鮮人の人権を守る会」(以下「守る会」)の主催による長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会が原爆公園(松山町)内の朝鮮人犠牲者追悼碑前で開かれ、約300人が参加した。

 午前7時半に始まった集会ではまず、参加者全員で1分間の黙祷を捧げた。続いて、長崎県朝鮮人被爆者協議会の朴玟奎会長が来ひんのあいさつ。金清吉総聯長崎県本部委員長は、1万人を数える同胞らが強制連行、徴用で強制労働を強いられたあげく、瞬時に犠牲となっただけでなく、死後も日本政府の差別政策によって謝罪、補償を受けられずに60年近くも放置されている現状を訴えた。

 集会では総聯や日本人被爆者団体らが花輪や花束、集会参加者らが1輪ずつ花を捧げた。集会では、「守る会」代表の高實康稔長崎大学教授が日本政府に送る集会メッセージを朗読し、参加者の全員一致で採択された。【長崎支局】

 [朝鮮新報 2004.8.19]