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民族教育の未来考える・ネットワーク広島が総会行う

 「民族教育の未来を考える・ネットワーク広島」の2004年度総会が10日、広島朝鮮初中高級学校(広島市)で行われ、在日本朝鮮人教職員同盟、民族教育対策委員会、広島県教職員組合、広島県同和教育研究協議会などを含む12団体が参加し、朝・日教職員ら70余人が集まった。

 朝・日平壌宣言の実現に向けて設立された「民族教育の未来を考える・ネットワーク広島」は、日本人、在日コリアン教育関係者、市民らと共に手を携え、日本社会における民族教育権の確立と条件整備のための取り組みを進め、真の国際平和・国際連帯教育に寄与することを目的としている。

 総会ではネットワーク広島の児玉戒三代表があいさつし、広島県高等学校教職員組合の水田敏宏氏が報告した。児玉代表をはじめとする04年度の新たな役員が選出され、5項目からなる今年度の活動方針が発表された。

 また、総聯広島県本部の韓政美教育部長が「日本に生まれ住んで思う不条理なこと」と題して講演した。

 焼肉をほおばりながらの交流会で参加者たちは朝・日問題、子どもたちの教育問題など話題も尽きない様子で、楽しいひとときとなった。

 また、訪朝経験のある日本人教員たちが朝鮮語で歌を披露するなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。

 日本の教職員たちは、「ひさしぶりにこういう楽しい場に参加した。国際連帯と朝鮮学校の教員たちが手を取り合い、互いの連帯をより深めていこう」と口をそろえた。広島初中高の教員たちは、「これからも日本の教員たちとの交流を深め、朝鮮学校や私たちを支援してくれる人たちをもっと増やしていきたい」などと話していた。【広島初中高】

[朝鮮新報 2004.7.20]