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日弁連人権擁護大会実行委員、西大阪初級など訪問

 日本弁護士連合会(日弁連)第47回人権擁護大会の第1分科会実行委員(丹羽雅雄実行委員長)ら16人が16日、西大阪朝鮮初級学校(大阪市住之江区)、白頭学院(住吉区)、そして長橋小学校(西成区)の民族学級を訪れた

 同実行委員らは、10月7日に行われる日弁連大会のシンポジウムに向け、「多文化共生社会をめざして〜外国人人権基本法を作ろう」というテーマで基調報告書の作成などさまざまな準備に取り組んでいる。その事前調査のためそれぞれの学校を視察した。

 西大阪初級ではまず授業参観と学校内を見学。その後、同校の金哲校長と朝鮮学校のカリキュラムや授業内容、地域での学校に対する処遇や助成金の問題などについて話し合った。

 丹羽委員長は、「『教育の問題は、多文化共生社会の実現や差別の撤廃の最も重要なポイントである』というのが実行委員の一致した意見だ。その意味でも今回の視察は有意義なものとなった。視察の成果を十分に生かし、シンポジウム成功と今後の具体的施策の実現のために尽力したい」と語っていた。

[朝鮮新報 2004.6.26]