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川崎青商会、KAWASAKI大交流祭

 「KAWASAKI大交流祭」(同実行委員会=川崎青商会主催)が9日、川崎朝鮮初中級学校(神奈川県川崎市)体育館で行われ、日本人104人を含む同胞、生徒ら390余人が参加した。

会場をにぎわせたプチ筋肉番付・逆立ち競争

 日本人向けに朝鮮学校体験コーナーを設置し、学校生活の写真や学校の沿革がわかる資料などを展示した。朝青員による各種ゲームも用意され、日本の子どもらと生徒らが楽しく過ごした。

 会場にはオモニ会が準備した焼きそばやキムチ、フランクフルトなどの各種売店が並んだ。

 交流祭は、円谷プロダクションによるウルトラマンダイナショーで幕を開けた。舞台ではプチ筋肉番付も開催され、綱引き競技や逆立ち競争などで会場をにぎわせた。子どもたちも大人顔負けの必死の形相で競技に臨み、オモニたちの声援に笑顔を見せていた。

 最後には豪華商品が当たる抽選会も行われ、「とても楽しい」と話す子どもたちの笑顔が会場にあふれた。

子どもを日本の保育園からウリ幼稚班に

 昨年5月18日、川崎青商会の主催で30代同胞学父母と教員たちの交流会が行われた。その後、「次回は地域の日本人もたくさん招いて開かれた学校をアピールしよう」との意見が多数出され、昨年12月末から準備に取り掛かった。

ウルトラマンダイナショーは子どもたちに大人気

 子どもたちに楽しい場を提供するとともに、地域の日本人と交流を深めることに目的を置いた。地域商工会、川崎初中のアボジ会やオモニ会、総連川崎支部だけでなく、桜本小学校、東桜本小学校、桜本保育園、聖美保育園の4つの日本学校、保育園の協力を得た。

 同校オモニ会の韓福明会長(40)は、「日本人を招く行事は初めて。同胞だけでなく近隣の日本の方々と活発に交流し、朝鮮学校に対する理解を得られるようにする事が重要ですね」と述べた。

 青商会の車葡穴イ事長(31)は、青商会が川崎を活性化していく原動力にならなくてはとしながら、「来年は今年以上に斬新な行事を企画したい」と意気込みを語った。

 同青商会会員は現在30人。幹事ら9人が集まる月に1度の幹事会は定例化されており、これまで会員を増やすためのさまざまな行事が催されてきた。

 金栄浩会長(36)は、「会員を拡大し、朝鮮学校と子どもたちの未来のための事業を今後も企画していきたい」と話していた。なお、この日のイベントに参加した同胞から、子どもを日本の保育園から川崎初中幼稚班に編入させたいとの申し出があり、スタッフらを喜ばせた。(金明c記者)

[朝鮮新報 2004.5.18]