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群馬、朝鮮人強制連行追悼碑を初めて県有地に建立

 日本の植民地時代に強制連行され過酷な労働を強いられたあげく、群馬県内で犠牲になった朝鮮人のための、「記憶 反省 そして友好」の追悼碑が群馬県立公園「群馬の森」に建立された。除幕式が24日、現地で行われ、県、総聯、民団の各代表、同胞と日本人ら約250人が参加した。

 県の日本人団体が中心となって過酷な労働の痕跡と犠牲者に関する資料を調査し、98年に朝鮮人、韓国人強制連行犠牲者追悼碑を建てる会を結成。追悼碑建立を呼びかけ募金活動を行い、01年、県に用地提供を請願。碑文に関する県とのし烈な議論を経てこの日を迎えた。県有地内での追悼碑建立は初。

 式では各代表が追悼の言葉を述べ、参加者全員が献花を行った。

 星野巳喜雄沼田市長は「日本人が正しく歴史をみつめることが大事。真の友好のために魂を込めて活動したい」と述べた。建てる会の猪上輝雄事務局長は「強制連行の事実を全国に訴え、正しい歴史認識と徹底調査のための起点となってほしい」と語った。

[朝鮮新報 2004.4.29]