〈北、南、海外青年学生団体代表者会議〉 青年学生が6.15履行の先頭に |
既報のように北、南、海外の青年学生団体の代表者らが3月21日、中国・瀋陽に集まり、「6.15共同宣言履行のための北、南、海外青年学生団体代表者会議」を開催。青年らが6.15共同宣言履行の先頭に立つことを宣言した。会議には、金日成社会主義青年同盟の崔容求書記をはじめ北側青年学生団体の代表と大韓仏教青年会のチョン・サンオク会長をはじめ南側青年学生団体の代表、そして海外からも初めて日本と中国、米国の青年学生団体の代表が参加。6.15共同宣言を支持する意志を改めて表明した。 統一大会開催合意 会議では、今年の祖国統一運動の方向性について討議が交わされた。 報告者と討論者たちは、今年の祖国統一運動の方向性について、朝鮮民族第一主義の旗じるしのもとに民族共助をいっそう強固にして7千万同胞の団結を図り、外部勢力による戦争の危険を防止し、6.15共同宣言を変わることなく固守、履行することであると指摘し、北、南、海外青年学生間の連帯と連合をいっそう強化していくための課題と方途を明らかにした。 また、「6.15共同宣言履行のための北、南、海外青年学生団体代表者宣言」が採択された。▼朝鮮民族が一番であるという誇りと自負心を深く抱いて民族の尊厳を高くとどろかしていく▼全民族の団結をいっそう強固にし、民族の安寧と生存権を脅かす戦争に反対し、平和を実現するための運動において先鋒的役割を果たす▼祖国統一の里程標である6.15共同宣言を固守し、履行するための統一、愛国運動の先頭に立つ、などの内容が盛り込まれた。 さらに、北、南、海外の青年学生団体が、連帯連合をさらに強化するため、今年、昨年に続き南の青年学生らの北側歴史遺跡踏査と、北、南、海外の青年学生統一大会を開催するとの合意書が採択され、これと関連した実務協議を5月中旬、金剛山で行うことにした。 また、民族共助で自主的平和統一の活路を切り開くための運動を、地域の現状に合わせ多様な形式と方法で積極的に行い、青年学生間の交流と協力を今後、持続的に拡大、発展させることでも合意した。そして、6.15共同宣言履行を阻止し、民族の和解と団結を妨害するどのような要素にも反対、排撃することによって6.15共同宣言を引き続き徹底的に固守履行していくことを確認した。 広がった運動の幅 昨年9月、金剛山での北南青年学生代表者会議に続いて開かれた今回の会議には、初めて海外の団体も参加した。日本からは、朱相礎在日本朝鮮青年同盟中央常任委員会委員長、趙斗城在日本朝鮮留学生同盟中央常任委員会委員長、金チャドル在日本朝鮮学生委員会副委員長、そして在日韓国青年同盟や在日コリアン青年連合の代表らが、また、在中朝鮮人青年連合会、在米青年連帯の代表らも参加し、海外に住む同胞も統一の主体であることを強くアピールした。 これまで、2002年10月の北南海外青年学生統一大会などの大衆行事に、海外から在日本朝鮮青年同盟の代表などが参加したことはあった。 しかし今回の会議には、6.15共同宣言を支持し履行していく意志を表明した在米青年連帯や在日コリアン青年連合なども参加。参与する団体の幅がいっそう広がった。 朝青中央の参加メンバー、宋忠鉐部長は「民族の自主権を守り、統一運動を展開するうえで北、南、海外の3者連帯の重要性を再確認し、海外団体のネットワークをより強化するうえで良い契機になった」と意義を強調した。 今回の会議は、北の民族和解協議会と南の民族共同行事推進本部が平壌での実務協議で、民族共同行事を6.15(共同宣言発表日)は南で、8.15(解放記念日)は北で行うことを発表(3月13日)した直後に開かれた。そして、青年学生たちは6.15共同宣言履行の先頭に立つことを宣言した。 新たな局面に入った青年学生の統一運動がさらに注目される。(姜イルク記者) [朝鮮新報 2004.4.12] |