top_rogo.gif (16396 bytes)

第12回人権研究交流集会、早稲田大学で行われる

第12回人権研究交流集会で在日コリアンの子どもたちに対する嫌がらせを許さない若手弁護士の会によって開かれた「在日コリアン分科会」

 第12回人権研究交流集会(主催=同実行委員会)が20〜21日、早稲田大学で行われた(20日に全体会、21日に分科会=全14)。「在日コリアン分科会」も在日コリアンの子どもたちに対する嫌がらせを許さない若手弁護士の会(以下若手弁護士の会)によって開かれた。朝鮮学校生徒への嫌がらせの原因を共に考え、日本人と在日コリアンと交流することにより「民族」というものを考え、若い世代に認識してもらおうと企画したもの。

 分科会では、若手弁護士の会が作成したビデオ「堂々とチョゴリが着たい」の上映会、「堂々とチョゴリが着られる社会を目指して」をテーマにしたディスカッションが行われた。

 ディスカッションには、若手弁護士の会代表の松原拓郎弁護士をはじめ、在日コリアン弁護士会協会事務局長の殷勇基弁護士、留学同中央の李東一副委員長、朝鮮大学校政治経済学部法律学科、早稲田大学法学部の学生、日本の大学に通う在日の学生ら12人のパネラーが参加。若手弁護士の会が朝鮮学校に通う児童、生徒に対して行った嫌がらせの実態のアンケート調査報告やその原因、「民族」とは何かなどをそれぞれの立場と観点から話し合った。

 司会を務めた井掘哲弁護士は、「日本の方々に朝鮮学校に対する認識を深めてもらいたいと思い企画した。今後もこのように共に考えていく場を増やしていきたい」と語っていた。

[朝鮮新報 2004.3.25]