京都府、無年金の外国人高齢者、障害者に今年度から緊急支援 |
京都府は無年金の在日外国人の障害者や高齢者に対し、04年度から緊急支援を行う。山田啓二府知事が2月9日の記者会見で明らかにした。 金額は、77歳以上の高齢者に月額5000円(対象820人)、障害者は1万8000円(対象120人)。京都では府内全市と12の町で独自の給付金制度を実施している。 府独自の給付金制度の創設は昨年9月、総聯京都府本部京都同胞生活センター、民団京都府本部権益擁護委員会、在日外国人「障害者」年金訴訟を支える会の3団体が連名で「請願書」を提出、府議会で可決された。 2月13日には3団体の代表ら約40人が府庁を訪れ、在日外国人無年金高齢者、障害者に対する救済措置の実施要綱作成にあたり、実施されていない町村に給付金制度を実施することなどを求める要望書を提出、交渉を行った。 京都同胞生活センターの金学福会長は、「給付を実施していない市町村はまだまだある。これからも3団体で力を合わせ、要請活動を行っていきたい」と語った。【京都支局】 [朝鮮新報 2004.3.2] |