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国立大学80校、朝鮮学校卒業生らに受験資格認定

 外国人学校、民族学校の問題を考える弁護士有志の会(共同代表、新美隆弁護士ら)の調査によると、今春入試から朝鮮学校卒業生の受験資格を認定した4年制国立大が23日現在で、全83校のうち80校に上ることがわかった。また、富山大、東京医科歯科大の2校が認定の方向で手続き中。東京工業大学は認定に際し申請理由書の提出を求めているが、「有志の会」側は「不要、不当」と主張している。

 「有志の会」は、昨年6月から各地の朝鮮学校卒業見込み者及び卒業生たちから委任され、入学資格認定申請を行ってきた。昨年9月19日に文科省令・告示の改定がなされた後、外国人学校の大半を占める朝鮮学校は学校として認められる道が閉ざされ、個別の大学が審査する措置が取られている。26日から個別大学への申請が始まるのを前に調べた。

 有志の会は、東京工業大学が求めた理由書に対し、「いかなる観点から検討しても、同大の要求は不合理。受験資格審査には必要ない。朝鮮学校生徒たちに負担を強いる意味しかなく、嫌がらせと言っても過言ではない」と話している。

[朝鮮新報 2004.1.29]