〈総連大分県本部放火未遂事件〉 総連へのテロで初の逮捕 |
昨年および一昨年に起きた総連の施設と民族金融機関に対する銃撃、爆破物設置、放火未遂事件の犯人が相次いで逮捕されている。 昨年12月10日には、総連大分県本部付近にガソリンのようなものがまかれていた事件(9月)で、県警警備2課と大分中央署は、放火予備と暴力行為違反の疑いで大分市内に住む政治結社構成員、大塚実容疑者(36)を逮捕した。一連の事件の犯人が捕まったのはこれが初めて。大塚容疑者は右翼団体「正気塾」の宣伝車で市内を回り、朝鮮と総連に対する誹謗中傷も繰り返していた。 一方、「征伐隊」グループによる銃撃、銃弾郵送事件で、銃刀法違反などの容疑で逮捕された日本刀愛好会「刀剣友の会」会長、村上一郎容疑者(54)が警視庁など合同捜査本部の調べに対し、総連福井県本部の花壇に放火したことを認める供述をしていることがわかった。同容疑者は、朝銀中部信用組合名古屋支店への銃撃事件(昨年1月)の実行犯。また、総連新潟県本部(昨年7月)へは同会会長秘書だった麻布孝弘容疑者(38)が発砲したとみられている。また、日本の外務審議官や朝銀西信組福岡支店(昨年8月)などに置かれた不審物は、同会会員の歯科医師田中成治容疑者(50)が作製した疑いが強いとみて追及している。 [朝鮮新報 2004.1.13] |