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朝鮮 ヤギ乳で発酵乳とチーズの生産

 朝鮮の軽工業科学分院の科学者たちが、ヤギ牧場の急増に対応して新しい乳加工法を開発した。

 科学者たちは、ケフィール(発酵乳の一種)の味と質を高いレベルで維持できる乳酸菌3種を分離し、その乳酸菌株を粉状にする方法を研究し、完成させた。この粉状の乳酸種菌は、従来の液体培養種菌に比べて保管性が30倍高く、5グラム(1袋)から1トン以上のケフィールが生産できる。

 また、自然界から凝乳酵素生産力の高い微生物を分離してこの菌培養物から凝乳酵素を抽出し、沈殿させ、粉状にする方法も完成させた。

 乳酸菌と凝乳酵素剤でチーズの生産条件を検討したところ、凝乳酵素剤1キロでヤギ乳35トンを加工し、5〜6トンのチーズが生産できるという。

 現在、平壌市江東郡九賓畜産専門協同農場と咸興市青年ヤギ牧場をはじめ全国の各畜産部門でこの粉乳酸菌によるケフィール、チーズ生産法を導入している。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.12.10]