リマ・朝鮮平和・統一国際会議 20カ国、国際機構代表ら参加−情勢悪化は米の敵視が原因 |
米国の朝鮮戦争犯罪の真実を明らかにし、犯罪者を処罰して戦争の再発を防止し、朝鮮半島とひいてはアジア太平洋地域における強固な平和と安全保障に寄与しようと、国際民主法律家協会をはじめ世界の進歩的な国際機構と反戦平和団体の共同発起によって朝鮮の平和と統一のための国際会議が10月15、16の両日、ペルーのリマで行われた。会議には、国際民主法律家協会代表である米国全国法律家組合メンバーのエリック・シロトキン氏をはじめ、ネパール、フィリピン、スイス、ブラジル、メキシコ、チリ、アルゼンチン、米国など約20カ国と国際機構・地域機構の代表、ペルー駐在キューバ大使、ペルーの政界、社会界の人士と朝鮮人民との友好、連帯団体、チュチェ思想研究組織のメンバーが参加した。
まず会議では、ペルー議会議長とペルー共産党、ペルー社会革命党、ラテンアメリカ・チュチェ思想研究所をはじめ各国と地域の政党、団体、チュチェ思想研究組織、各界人士から寄せられた祝電が紹介された。 次に、ペルー新左翼運動のアルベルト・モレノ委員長の開幕の辞に続き、ペルー外務省代表、アジア・アフリカ人民連帯機構(AAPSO)代表、国際民主法律家協会代表の祝賀演説が行われた。 世界平和評議会(WCPP)代表であるキューバ諸人民間の平和・自主権擁護運動メンバーのボリス・カスティリョ・バロソ氏は基調報告で、こんにち、朝鮮半島の情勢が悪化している根本原因は米国が朝鮮を圧殺するための敵視政策をいつにもまして強化しているところにあると指摘した。 また、こんにち、朝鮮半島で戦争の危険を除去し、平和と安全を保障するのは世界の平和と直接的に結びつくもっとも重大かつ差し迫った時代の要求になっているとし、世界の平和と安全を心から願う人なら、誰をも問わず、朝鮮半島の事態に当然の関心を払い、朝鮮半島の平和と統一に向けた積極的な努力を傾けるべきであると強調した。 続いて、世界人民との連帯朝鮮委員会の金進範副委員長は補充報告で、第2の朝鮮戦争が起これば朝鮮半島だけでなく、地球の生存自体を脅かす破局的な結果が招かれるとし、今回の国際会議が朝鮮半島事態の真相を世界に正しく知らせ、米国の対朝鮮敵視政策を暴露、糾弾する世界の進歩的人民の闘争において重要な転換的契機になることを願うと指摘した。 会議では、ニカラグア民主法律家協会委員長、朝鮮統一支持コスタリカ委員会委員長、コロンビア朝鮮友好文化協会委員長、チュチェ思想研究ベネズエラ全国協会委員長らが演説した。 会議では、金正日総書記への連帯書簡が採択された。また、朝鮮の平和と統一のための国際会議の決議と国連事務総長に送る手紙、米議会に送る手紙がそれぞれ採択された。(朝鮮通信) (関連記事) [朝鮮新報 2004.11.1] |