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朝鮮で走査型トンネル顕微鏡を研究、製作

 朝鮮の科学者、技術者が世界的レベルの走査型トンネル顕微鏡(STM)を研究、製作する成果を収めた。

 金日成総合大学物理学部と電子材料研究所の研究チームが研究、製作したこの顕微鏡は探針走査装置、精密試料移送装置、防振装置、コンピューター制御システムなどで構成されており、1〜50ナノメートル大の空間範囲で原子、分子の配置状態を見ることができる先端ナノ測定設備である。

 走査型トンネル顕微鏡が新しく研究、製作されたことにより、21世紀科学技術発展の中核基礎技術の一つとなっているナノテクノロジーの研究と製品開発において突破口が開かれるようになった。

 走査型トンネル顕微鏡の研究、製作により、最先端科学技術の新しい領域を開拓し、教育事業と科学研究活動をより高い段階へ発展させる物質的、技術的土台を築いたことになる。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.10.22]