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金永南委員長、呉邦国委員長と会談「関係の強化発展」を強調

歓迎式典に臨む金永南委員長 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 朝中外交樹立55周年に際し、中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会と国務院の招請により、中国を公式訪問した金永南最高人民会議常任委員会委員長と呉邦国全人代常務委員会委員長との会談が18日、人民大会堂で行われた。

 会談で双方は、自国の情勢を知らせ朝中両国の親善協力関係をさらに発展させることと、共通の関心事となる一連の国際問題について意見交換し、意見の一致をみた。

 朝鮮側は、胡錦濤主席を中心とする中国の新指導集団が朝中親善関係の発展を重視していることを高く評価し、親善関係を新たな水準に引き上げるために中国側と共に努力していく朝鮮労働党と朝鮮政府の立場を再度明らかにした。

 また、強盛大国建設を着実に進めていることに触れながら、核問題を平和的に解決して朝鮮半島の非核化を実現し、民族共助で祖国の自主的統一を実現するという意志を表明した。

 中国側は、中朝外交樹立55周年を記念することが新たな世紀の中朝親善関係をさらに発展させるうえで重要な意義を持ち、特に近年、金正日総書記による数回にわたる訪中は双務関係の発展の基礎になると強調した。

 また、両国の親善関係をさまざまな分野でよりいっそう発展させることに言及しながら、朝鮮半島の核問題を平和的に解決するための朝鮮側の積極的な努力に支持を送った。

 会談に先立ち、朝鮮政府代表団を歓迎する儀式が人民大会堂で行われた。また、呉邦国委員長もこの日、朝鮮政府代表団のために宴会を催した。

 宴会では呉邦国委員長が演説し、中国はこの55年間の中朝関係の発展をうれしく思うと述べながら、中国の党と政府は今回の朝鮮代表団の訪中を重視しており、双方の共同の努力によって今回の訪問で成果があることを願うと強調した。

 また、中朝親善を発展させることは中国の党と政府の確固とした方針であり、中国は外交樹立55周年を機に朝鮮の同志と共に、引き続き「伝統継承、未来志向、善隣友好、協力強化」の精神に沿って中朝関係を推し進めていくと強調した。

 金永南委員長は演説で、外交樹立後、朝中親善関係は全面的な発展を遂げて両国の社会主義建設を推し進め、アジアと世界の平和と安定に貢献したと述べた。

 そのうえで、朝中親善を強化、発展させることは朝鮮労働党と政府の確固とした立場であり、今後も中国の同志と共に朝中親善関係をすべての分野に拡大するために努力すると強調した。

 朝鮮代表団は18日、特別飛行機で平壌を出発し中国入り。北京市内の中関村科学技術区を参観した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2004.10.19]